彼らが本気で編むときは、

昨年の夏にWEST沼にズブズブと沈んで・・・
ハマり始めたのは、もうすでにいつだったか記憶にない。
ほんまに何きっかけか、サッパリ覚えてない。
その中で、一番直近にある現場が
神ちゃんのVBBだった。
一般発売の一番最終売り出しであろう見切れ席でチケットを取り、他でもチケットを探して2回入ることができた。
ま、元々演劇はすきやしね。
新感線もすきやから、そこで神ちゃんまで出てくれて、めっちゃお得!!って感じやった。
そんでさ、神ちゃんはもちろん可愛かってんけど思わぬ収穫は斗真さんですよね。
ビックリした。
過去を遡れば、たぶんほんまに初期のJr時代に生で見てる可能性はある。
20年近く前の話やけどな。
いやー、でもそんなんさ昔の話過ぎますやん?
生で見る生田斗真はすごかった。
華があるっていうのかなぁ?
舞台の真ん中に立つ人なんだなって。
脇役が出来ない人ではないと思うけど
真ん中でパーンってスポットライトを浴びて
輝ける人やなぁって。スターっていうかさ。
そこで、改めて生田斗真に魅力を感じた。
そしてやっと、タイトルのお話ですよ。
おぉ、前置き長すぎやろ自分。

斗真さんの最新公開作
『彼らが本気で編むときは、』

あ、ちなみに土竜の唄とかは観てない。
人がすきでも作品に興味持てないと
映画館に足を運ぶってのはなかなかハードルが高い。
でも、これは観なければ!って思ったのよね。

Twitterでも呟いたけど、それじゃ足りなくて
感想が書きたくてこのブログを
勢いで立ち上げたくらい素晴らしい作品だった。
こんな始めたばかりのブログ読む人少ないと思うけど、ここからたぶんネタバレもしますよ、っと。

ほんとさ、泣いたよね。
胸に刺さったな。
やっぱり話題は斗真が演じたリンコさんが
LGBTだって側面やと思うねんけど。
これはさ、わたしは『母』の話だと思うのよね。
母性の話というのかな。
それぞれの母にいろいろ思い馳せるよ。

トモの母
トモの母であるヒロミとマキオの母
リンコさんの母
カイの母
それから、リンコさんの母性

わたしはリンコさんのお母さんの
愛に、強さに、涙がほんとに止まらなかった。
毛糸で編まれたおっぱい。
小さくって丸っこくってやさしいもの。

お母さんが味方になってくれるって
世界で一番心強いことじゃない?
親子といえど、というか親子だからこそ
マキオも言ってたけど相性もあるし。
親っていってもさ、完璧なわけじゃない。
人間なんて不完全な生き物やからね。
失敗も間違いもする。
でも、その中で、リンコさんには
最大の味方がいた。
リンコさんはさ、悩んだし辛かったけど
その苦しさは計り知れないけど幸せだよね。
それと比べて、他の母たちが
ダメとか間違ってるとかではなくて
なんか、どの母のこともわかるなぁとも思ったり。
うん・・・

あと、予告とかでも出てくる
あのカラフルな毛糸の物体。
Twitterではボンノーくんって言われてるけど。
アレの正体知ったらビックリして
笑っちゃうよね。すんげー、シュール。

あとねぇ、斗真さんはキレイでしたよ。
でもやっぱりごつかったな。
わざとなのかよくわからないんだけど
ありのままって気がしたな。
変に女性に寄せ過ぎてないというか。
やっぱり体つきが女性ではないのね。
肩幅とか、立ち姿とか。
美しいのよ?立ってる姿も仕草も
柔らかくて女性的なの。
でも、女性じゃないというか。
あぁ、こんなこと言ったら差別かしら?
なんかね、もっとこう痩せるとか
撮り方の問題でもっともっと
女性的に見せることはできる気がしたの。
それを敢えてしてないのかなぁと
思ったりもしたのよね。どうなのかな。

すごく難しい問題だよね、とか
思うこと自体が間違ってるのかなって思った。
セクシャリティなお話。
セクシャルマイノリティ
人が人をすきになるんだから普通のことだよね?
マイノリティって少数派のことなのよね。
少ないからって普通じゃないとか、おかしな話さ。
誰もが持ってるマイノリティな部分が
たまたま性だったって話かな。
神さまだって完璧じゃないさ。
あれ?これって映画のセリフだっけ?

なんてことをつらつらと書いて、下書きにしてた。
ほんとはもっと感じたことあってんけどさ。
心の奥に沈んじゃった。
でも、ほんとうにすてきな映画だったよ。
公開してる間にもう一回行こうかと思ってる。